四月は君の嘘最終回感想ネタバレありますのでご注意ください
深夜アニメは録画して、朝メイクしながら見るんですよ。
ついに最終回かーって残念がりながらファンデ塗ってた。
かをりが病状悪化して、また母親が死んだ時のように音楽と向き合うのをやめようとした公生が、沢山の人に支えられていることに気づいて、会場でピアノを弾き始める…
今まで見てきたかをりの色んな表情が、公生の独白と一緒に映される
昔の泣いていた公生に、独りにしないでと泣くかをりに、お互い「私がいる」「僕がいる」って言い合って…独りになんかさせない、届けって心の中で叫んで弾いている
気づけば青空の上でピアノを弾いている
これって最初のオープニングのなんだよね。渡と椿が観客だったやつ。不思議なイメージだなって思ってた
かをりがバイオリンを持ってすぅ、って現れて…何も言わないでただ笑った
そしたらさ…公生が何かを堪えるような顔をするんだよ
えっ?
どうしてそんな顔するの…?一抹の不安がよぎった
だって、まさかそんな…考えもしてなかったよ
かをりはとても嬉しそうにバイオリンを奏でて、公生はとても悲しげに鍵盤を叩く。対照的な2人
この時点では青空の上で演奏する意味が全く分かってなかった
まさか、って思いながら流れるままにただ2人の演奏を聴いてた
だんだんと公生も楽しくなってきて、笑い合う
青空が夕焼けに染まり、夜になって…
えっ、嘘…待って…
かをりが春風になって消えていって、演奏が終わった
弾き終えた公生の目からは大粒の涙が溢れ出してて…
「さよなら」って。
ここでBパート
予想もしてなかった展開に呆然としながら続きを見れば、降り積もった雪景色。霊園に佇むかをりの両親と公生
手術が駄目だったこと、かをりが亡くなったことがどうしようもない事実だと知らされた
死ぬなんて思ってなかったよ公生はコンクール上手くいって、かをりは手術成功して、2人でワルツを奏でるんだと思ってた。
椿とかをり、恋愛関係どうなるんだろーとか。ハッピーエンドしか考えてなかったのに、
あぁ、もう…
そして公生は両親から、かをりが自分に宛てた手紙を受け取る
父親がこの時、「ありがとう。かをりの人生を豊かにしてくれて」って一言投げかけるんだけど、その意味は手紙の内容で分かった。本当にその通りだった。
最終回にしてようやく、タイトルの嘘とかをりサイドの物語が明かされるわけですよ
かをりは5歳の時、公生の演奏を聴いてバイオリニストになろうと決めた。
「公生くんに、ピアノひいてもらいたいの!」やっぱり。
昔から知ってたよね、公生のこと。だって、渡のことを好きって言いながら不可解な行動ばかりなんだもの
渡のこと別に好きじゃないよね?って
公生にピアノを弾いてもらいたいって、まるで元気付けるために登場したみたいだった
公生たちに出会う前、椿に渡を紹介してもらう前。二つ結びでメガネをかけている。大人しそうな女の子という印象のかをり。
この表情見たら、アイシャドウ塗りながら泣いてしまった。
なんかもう、ここで?って感じだけど…もう嬉しくて切なくて涙ボロボロ出てきて…
かをりが公生に対して、初めて恋愛感情や憧れがあるって見せた。
こんな表情、今まで見たことない
ずっと秘めていた気持ちがようやく視聴者にも公生にも伝わって…ああやっぱり好きなのは渡じゃなかったんだよねって
四月は君の嘘の「嘘」は、渡を好きというものだった。
驚くあたり、公生は本当に鈍いんだな…
渡は多分、かをりが公生のことを好きだというの分かってたんだろうな
携帯の中に入ってる、かをりとのツーショット写真を見てたけど、かをりのこと好きだったんじゃないかな…
公生はいつも、「友達を好きな女の子」って言ってたけど、渡も心の中で、かをりちゃんは友達(公生)を好きな女の子って言ってたかもね
椿の気持ちをお見通しだったかをり。
知らなかったのは本人たちだけ。
通り過ぎていなくなる人間、って自分のことを書いてるのが切ない…
「私は誰かの心に住めたかな」
「そうだね」このあたりのセリフの掛け合いもまた泣ける…
「有馬公生君。君が好きです!」ようやく本当の気持ちが聴けた。
いろんなシーンのかをりが出てきて涙が止まらない
椿が公生に、独りになれると思うなよ!って頰に赤み差しながら言い切って、公生の表情がなんとも
もうすぐ、春が来る。君と出逢った、春が来る。この独白の後、BGMの歌詞が「出逢いから全てが かけがえのない日々」って流れて、さらに号泣
君がいない、春が来るエンディングがまた…全てこの最終回のための歌詞だったんだなって
後悔しないように色んなことを自分らしくやったかをり…
誰かの心に残る人間になりたいと口癖のように言っていた
君は忘れられるの?
なんかさ、悲しいんだけどさ、キャラが亡くなったことに対して暗い気持ちにはならないんだよね明るくて前向きな死って言い方も変だけど、悲壮感が漂っていないの
かをりが心の中で笑ってるんだよね
自分の中で生きてる。死んだけど、確かに私の中で生きてる。ずっと忘れられないよ。
公生がそうであるようにこの作品、宮園かをりという人間を私は一生忘れない。忘れられないよ、こんなにも心に刻み込まれたらもう。
四月は君の嘘というタイトルは、「四月は君の嘘から始まった」って文章になるのかなって思った
四月がかをりの嘘なんじゃなくて、その後に続くんじゃないかなって
公式で説明してるかもしれないし、誰かがもっと良い解釈してるかもしれないけど、今は調べなくていいや。まだ知らなくていいや
とても良い作品でした。
出会えてよかったです。